もみの木
元保育士「もみの木」です
保育園で働く保育士には、正職員、臨時職員、短時間パートなどいろいろな働き方があります。
私は保育園では、正職員6年と短時間パートを2年経験しました。
正職員の時は無我夢中で働き、パートの先生って早く帰れるし気楽そうでいいなあとちょっとうらやましく思うこともありました。
ところが、いざ短時間パートの立場になってみると、パートはパートで難しいなと思うことや、初めて気づくこともたくさんありました。
正職員だけが大変なわけではない・・
パートはパートなりの苦労がありますね。
- これからパート保育士をしようと思っている方
- 現在、パート保育士をしている方
- 正職員でパートの保育士と組んでいる方
- 保育士の仕事に興味のある方
ぜひ読んでいってください。
もくじ
短時間パートの働き方
<働く時間>
- 早番、遅番パート
- 午前中だけ、午後だけのパート
- 朝から2時や3時ぐらいまでのパート
- 休憩パート(フルタイムで働く保育士が休憩する間に、クラスに入る)
働く時間は、さまざまで、子育て中のママ保育士には午前中パートが圧倒的に人気です。
午前と午後のパートがいる保育園は圧倒的に午後の保育士が手薄になっています。
午後パートは、子育ての大変な時期が終わった保育士が多かったです。
(地域や保育園によっては、午前だけや午後だけの募集はしていないところもあります。)
夕方まで働けなくても3時ぐらいまで働けると、おやつまでいてくれることになるので現場はかなり助かると思います。
遅番も手薄なので、重宝されるでしょう。
ちなみに、私は、週3の9時~3時ぐらいまでの勤務でした。
子どもの体調不良などの突然の休みや遅刻など、融通がきくのか最初に確認しておくことをおすすめします。
人手不足な業界ですので、今は融通がきく保育園が多いですよ。
<主な仕事内容>
- フルタイム保育士の補助に入ることが多い
- 担任をもつが、補助や副担任が多い
- フリー保育士になっていろいろなクラスに入ることがある
- 児童票や月案などの書類は、任される園もあり
- 掃除、製作、雑用
気をつけるべきこと
- 正職員の前には出ないことが大前提
- 自分が正職員の経験があっても、そのプライドはそっと捨てる
- 自分の意見は正職員に聞かれたり、よっぽどの時は出すが、他は聞き役
- 子供の様子は正職員が一番長くみているので、正職員の保育に合わせる
- 正職員が、保育しやすいように空気を読みながら動く
- パートでも、保育士としての責任感は必要
- いろいろな子がいるが、担任でもない子とは信頼関係ができていないので、決して叱らない
- 若い保育士には、プライベートなことはこちらから聞かないが、話してきたら興味をもって聞く
- 保護者には愛想よく接するが、距離は正職員よりとるようにする
- パート同士の横のつながりも大切にしよう
これができていないパート保育士は、けっこういます。
パート保育士のほうが正職員より経験年数が多いと、どうしても行事のやり方など知識量に差がつき、パート保育士が良かれと思ってリードしていった結果・・
焦りとプライドを崩されて泣いた正職員の先生も見てきました。
それで泣く先生もどうかと思いますが、まあ気持ちはわからなくもない。
時には、担任ではない子が給食食べるのに時間かかっていた姿を見て、パート保育士が励ましのつもりで強めに声をかけてしまったら・・
あとで、主担の先生に「あの子はデリケートな子だから叱らず優しく声かけてください」と注意されているパート保育士もいました。
もう声かけ一つも気をつかいますよね。
そして、最初は信頼関係ができていない正職員の保育士とも、日々一緒に仕事をしているといつのまにか距離も近くなり、時にはプライベートの話(彼氏がどうのこうの・・など)もしてくれるようになります。
こうなったら、心を開いてきてくれた証拠です。
愛想のない保育士も、実は人見知りで、話してみたらけっこういい先生じゃん・・と思うこともあります。
正職員とパートの連携プレイがうまくいくと、子どもや保護者にも伝わり、保育もスムーズにすすみます。
仲の悪い先生同士は保護者が見ても子どもが見てもすぐにわかるので気をつけたいですね。
といっても、もちろん相性はありますが・・
いろんな保育士がいるので^^:
まあ上記のことを気をつけていれば「うざいパート」にはならないでしょう。
パート同士のコミュニケーションも大事です。
いろいろと助けてもらえることもあるし、パート同士は主婦が多いのですぐに仲良くなれる傾向があります。
職場に話しやすい仲間ができると、居心地の良い職場になります。
そして、保育の現場はストレスもかかります。
愚痴を聞いてくれる相手は必要で、時にはガス抜きをしたいものです。
<注意>愚痴を話す相手はよくみてくださいね
女同士はどろどろすることがあるので気をつけてください^^:
最後に
自分自身、パート保育士として働いてみて、ここには書ききれないぐらいいろんなことがありましたが、ざっとまとめてみました。
パートでも正職でも保育士としての責任はあります。
特に子どもの怪我には気をつかいますね。
パート保育士さん・・
気を張りすぎず、程よく力を抜いて無理せずに頑張ってください。
これからパート保育士に挑戦する方も、応援しています。