元保育士がわが子を私立幼稚園に入れみて保育園とのギャップを感じたこと

公園の遊具

保育園と幼稚園とどう違うの?幼稚園は教育で保育園は遊び?みたいなことをよく言われます。

実際に保育園でしばらく働いていたので、娘と息子を私立幼稚園(それぞれ別のとこ)に入れてみると、まあびっくりなことの多いこと・・保育園と幼稚園・・全然違う!と思いました。

息子は保育園も幼稚園も行っているので、親としてもいろいろ感じます。

今回は実際に感じた保育園とのギャップを書いていきたいと思います。

・幼稚園と保育園どちらが良いのかなと迷っている方

・幼稚園と保育園どう違うの?と疑問をもっている方

・私立幼稚園の雰囲気どんなの?という方

ぜひ見ていってください。

面接と入園金

入園金と面接願書を出してから、面接を幼稚園でします。

その面接だけでも、数千円とられます。

娘の幼稚園の面接は、長いこと待たされた挙句、お名前と年齢を園長先生に言うという非常に短いもので終わりました。

まあマンモス園というのもあるのかもしれません。

園長先生から、入園許可証をいただきます。

こんな短い面接で、お金かかるのか・・

そして、娘の幼稚園入園金が3万・・。

息子の幼稚園の入園金は6万・・。

これは調べてみると、他地域の私立幼稚園より安いほうらしいです。

都会のほうだと、10万とか普通のようです。

私が、住んでいる地域でも4万や5万と多少の差はありましたね。

でも・・

保育園は入園金なんてものは一切かからないので、ちょっとなあ・・と思ってしまいました。

休みと早帰りが多すぎる

入園式までの春休みも長いし、入園してからもしばらくは早帰りです。

娘の幼稚園は給食が始まってからもしばらくはスティックパンのみ・・

これはさすがにお腹がすくでしょうと心配になっていました。

いきなり、給食はハードル高いからという方針なのでしょうか・・。

さすがにスティックパンだけというのには驚きました。

そして学期始まりや学期末は早帰りのオンパレード・・

冬場はインフルエンザが流行り、学級閉鎖になることも・・

夏休み冬休み春休みは小学校並みにガッツリとあります。

もちろん預かり保育も充実していますので、働くお母さんは預かり保育を使う方もいました。

しかし、お弁当もちで送り迎え必須なので負担ですね。

夏休みはとっても長いので毎日子供と向き合っているとなかなかイライラすることも多かったです。

夏休みが終わったらホッとする自分がいましたね。

ちなみに保育園は夏休みはありませんが、保育園によってはお盆はお休みのご協力をお願いするところもあります。

仕事なら預かってもらえますが、仕事休みの時はお休みということになります。

保育園は、冬休みはありませんが年末から年始の3日までお休みというところが私の地域では大半です。

先生1人に対して子どもの数が多い

娘の幼稚園は年少組26人のクラスでした。

補助の先生が入って2人の先生。

これは許容範囲だったのでこの幼稚園に入園させましたが、他の近くの幼稚園は26人ぐらいの子に対して先生1人・・

魔法使いでもないし、みれるわけないじゃん・・

そして、娘の幼稚園は、年中組年長組になると、クラスの子は34人に対して先生は1人。

保育園だと先生2人いる環境です。

案の定、子どもが幼稚園で何かあって先生が対応できてなくても「まあ子ども多いから仕方ないかー・・」と思ってしまう自分がいました。

そして、息子は2歳児で幼稚園に入りました。

2歳児16人に対して先生2人・・

保育園の2歳児だったら6(子ども)対1(保育士)の割合なのでこの人数だと3人の先生がいます。

入園前に、この先生の人数を聞いて、正直不安でしたが、保育園の保育料よりかは各段に保育費用が安かったのでそこは妥協してしまいました。

幼稚園バス

保育園には、私の地域にはバスがありません。

毎日毎日保護者の送り迎えが必要となります。

それに比べて私立幼稚園はバスがあり、家の前の所まで来て頂けることができたのでとっても楽でした。

特に上の子のときは下の赤ちゃんがいたので、本当に助かりました。

しかも、産後里帰りしている時も、実家のバスコースに変えてくれて対応してくれたので、産後に運転することもなく、高齢の親に送迎負担をかけることなく済みました。

娘もいつもと違うバスコースを楽しんでいました~

今は下の息子は、幼稚園から転園して、保育園に通っていますが毎日の送り迎えは本当に大変です。

朝は結構ぐずるし、車から降りたがらない。

「眠たい・・」とやる気なし。

保育園の朝の用意もなかなか自分でしないので私がそそくさとタオルをかけたりして仕事に向かいます。

なんの競技だよ・・という感じで小走りしてます。

さあ出発!というときに「うんこ!」となって時間ロスするときは慌てますね。

普段から余裕をもった行動をしていかないと・・ですね。

まあ、バスの場合トイレのロスはバスを待たせるので余計にプレッシャーがかかるので、こういうときはバスは見送りになりますね。

でも、やっぱり、バスが断然楽です!!

木の実

幼稚園は、子どもに「行ってらっしゃい」

保育園では子供と離れる時、先生からお母さんに「行ってらっしゃい」と言われ「お願いします」と言って預けます。

幼稚園の場合、送っていくと子供に「行ってらっしゃい」と言います。

そして先生からお母さんには「行ってらっしゃい」と言われることはありませんでした。

先生からは、「お預かりします」「行ってきます(子どもの代弁で)」でしたね。

なので、仕事の時に息子を幼稚園に送って行った時は、息子に対して「行ってらっしゃい」というのにしばらく慣れず、、

私が「行ってきます!」と言ってしまいがちでした・・

息子は保育園から幼稚園への転園でしたので・・余計に。

(ちなみに、息子は家庭の事情で、1歳保育園→2歳幼稚園→3歳から保育園です。幼稚園は1年だけでした。)

何気ないことかもしれませんが私には結構なギャップを感じましたね。

お迎えに行った時も保育園は「お帰りなさい」と言われます。

やっぱり保育園は働いているお母さんに対しての声かけという感じですね。

仕事のこととか、私のことまで気をつかって先生が声かけしてくれた時はありがたかったです。

保育園は、子どもだけでなく、私たち親まで見守ってくれている感じがして、なんだか安心できます。

子持ちのママさん先生が主担や主任、園長をしているのも頼れますね。

まあ、私立幼稚園の若いキャピキャピした先生も子どもは大好きですけどね。

確かに先生かわいいし、エネルギーもらえるかんじ・・。

行事や壁面が派手

行事の時の壁面が私立幼稚園は凄かったです。

種類がとっても多いし、ディズニーキャラなど細かくて難しいものが盛りだくさん。

作品展もこれ先生本当大変だったんだろうな持ち込み仕事かな・・などついつい心配してしまいました。

私、この幼稚園では働けないわ・・と思ったものです^^:

衣装はまあキラキラはしていたけど毎年使い回しなんだろうなーと思って見ていました

流行りの曲を歌ったり踊ったり難しいこともたくさんしたりしてちょっとやらされてる感はありましたね。

歌詞の意味は大人向けだし・・

運動会のとんとん前はあまりに長かったので娘が手が痛いと言っていました。

音楽発表会では、娘の幼稚園は、エレクトーンで伴奏を先生が弾いてくれますが、そのボリュームの大きいこと・・

子どもたちも自分の声をひろうのが難しいのか、歌声が・・がなり声に^^:

駐車場でママが喋る

幼稚園のママは働いてないママが多いためか、時間に余裕があるようで駐車場でよく喋っていました。

これ結構邪魔なんですよね

それに比べて保育園は皆さんお母さん達が、バリバリ働いている人が多いので時間に余裕がないからママ同士の接触が挨拶ぐらいです。

なのでダラダラと駐車場で喋ることもないのでその辺は楽ですね。

保育園のお母さんは、幼稚園ほど群れないイメージがあります。

まあ子どもが小さいころから一緒なので結束は固いですけどね^^

お花畑と子どもの後ろ姿

発表会の楽器がすごい

私立幼稚園の音楽発表会は、やはり規模が大きくて楽器の種類が色々とありました。まあピアニカが一番多いのですが、その他の楽器としてドラムや大太鼓小太鼓木琴鉄琴など大きくて豪華な楽器がたくさんあって見応えがあります。

娘も年長の時そのうちのドラムがしたいと言うので、くじ引きに挑戦したところ大当たり!!

念願のドラムができてとってもいい経験になりました。

卒園式

卒園式はたくさんの曲を歌いなんと合計7曲も歌っていました。

これ声が枯れないかなーと心配なぐらい。

練習もたくさんしたんでしょうね。でも、その練習時間を残り少ない園生活なので遊びに使ってほしかったな・・。

あんなに歌わなくても・・かわいそうだなあと思ってしまいました。

娘が通ってた幼稚園はマンモス園ということもあったのでしょうが一人一人の卒園証書授与が、なかったので卒園式が終わってから教室で一人一人担任から手渡しをしてもらいました

先生へのサプライズもたくさんの風船を役員の方に用意していただいてなかなか大規模なものになりました。

先生は年長さん全員袴でしたね。

これは私立幼稚園らしくてとっても華やかで良かったです!

キャラ弁

遠足の時のお弁当。

娘のリクエストでキャラ弁を頑張りました。

娘の幼稚園は、写真やビデオをけっこう撮ってくれたのですが、

なんと!

「写真がまわってくるまでは、かわいいところは残しておいて!」と言われてたみたいです。

しかも、カメラが来たら見えるように傾けないといけないらしく^^:

なんだかなあ・・と思っていました。

私の働いていた保育園は、園児のお弁当はなるべく誉めないよう配慮していました。(いろんなお弁当があるので)

現在、息子が通っている保育園は、先生から「お弁当傾けないでね!こぼれるから」と言われたそうです。

そうだよね。同じ感覚でよかった・・とホッとしたものです。

課外教室が充実

幼稚園は、体操教室やスイミング、英語など保育のなかでいろいろとありましたが、それとは別に希望者だけ課外(保育終了後)で、習い事感覚として、たくさんの子が習っていました。

娘も案の定、お友達が体操教室を習っているので「習いたい!」と・・

娘からやりたい!ということは応援してあげたいと思い、下の子もいるし仕事もしていたけど、頑張りました。

課外教室の日はバスでは時間が合わなかったので、幼稚園へお迎えにいかなくてはならなかったのです。

仕事→下の子の保育園お迎え→幼稚園・・とかなりの負担になってしまいました。

まあ年長の1年だけだったのでなんとか頑張れましたが・・

幼稚園の課外教室はお友達からも良い刺激にもなりますが、幼稚園の距離などによっては、けっこうな親の負担があります。

お友達と一緒のように習わせてあげたいけど・・習わせてあげられないときに罪悪感を感じてしまうかもしれません。

逆に、いつもお迎えの人は、ついでに習い事もしてもらって楽~という意見もよく聞くので、これはケースバイケースですね^^

ちなみに、保育園ママは、土曜日に習い事を入れている人が多いです。

フルで働いていると、平日はきついですよね・・。

最後に

今回は、保育園からの幼稚園とのギャップを挙げてみました。

まだ他にもありますが・・今日はこの辺で^^

逆に幼稚園に慣れている人は保育園に入ってからのギャップもありますよね。

どちらも、園にもよりますが良いところ、いまいちなところはありますので、完璧なところはないのかなと思います。

あまり細かいところは気にせずに、子どもの園の良いところに目をむけていきたいですね。

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