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もくじ
「こんなに小さいのに保育園?かわいそうじゃない?」
働くママやパパなら、一度はこんな言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
正直に言うと、独身で保育士をしていたころの私は、そう思ったことがあります。
でも今ならはっきり言えます。
保育園に預けることは、かわいそうではありません。むしろ安心して預けられる場所です。
元保育士が感じていた「かわいそう」の正体
独身のころ、保育士として子どもたちを本当に我が子のように大切にしていました。
それでも、こんな場面では「かわいそうだな」と感じることがありました。
- もっと遊びたいのに給食などの時間で切り上げなければならないとき
- 朝、お母さんと離れたくなくて泣いてしまうとき
でもほとんどの子は、泣いたあとにケロッと遊び始めます。
一方で、体調が悪いのに無理して登園し、途中でお迎えになる子もいました。
お母さんもわかっている。でも仕事を休めない——その現実を思うと、胸が締め付けられました。
親になって初めて、あのときのお母さんの気持ちが理解できました。
母として気づいた、家でずっと一緒にいる大変さ

上の子は3歳まで家で育ててから幼稚園へ。
子どものペースで過ごせるのはいいけれど、その合間には家事が山積み。
24時間一緒の生活は、体も心も疲弊していきます。
さらに、社会とのつながりが薄れ、経済的な不安も。
「夫の給料で服を買うのは悪いこと?」と、自分を責めてしまうことさえありました。
下の子を1歳から保育園に預けて変わったこと
下の子は1歳で保育園に入園。6年ぶりの社会復帰です。
家庭以外に自分の居場所ができ、必要とされる喜びを感じました。
お金をいただけること、自分の時間を持てることは、私の笑顔を確実に増やしてくれました。
そしてその笑顔は、子どもにも伝わります。
離れている時間があるからこそ、迎えに行ったときの「もっとやさしくなれる」「もっと愛おしい」が生まれるのです。
保育園生活の朝、小さなルーティン
入園当初は不安もあったので、朝は少し早く行き、駐車場から電車を眺めてから預けるようにしていました。
息子は小学3年生になり、当時のことは覚えていませんが、私にとってはかけがえのない思い出です。
保育園を選ぶときは、安心して預けられる園かどうかをしっかり見極めることが大切です。
保育園の強みは「プロ集団のチーム保育」
保育園は、一人の先生ではなく、チームで子どもを見守ります。
- 保育士
- 看護師
- 調理員さん
それぞれの専門性を活かし、子どもの成長を全力でサポートしてくれます。
家ではできない遊びや、同年代との関わりも日常的に体験できます。
さらに保育士は「お母さんの味方」。ちょっと話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなります。
元保育士ママが伝えたいこと
子育ては、一人で抱え込むより、みんなで育てたほうがいい。
働きながらの子育ては大変ですが、助けてもらいながらでいいんです。
自分を大切にできれば、子どもももっと大切にできます。
だから、保育園に預けることに自信を持ってほしい。
息子は今、「保育園楽しかった」と笑顔で言います。
私はその言葉を聞けただけで、すべてが報われた気持ちです。
最後に——かわいそうじゃない、むしろプラス
保育園は「かわいそうな場所」ではなく、子どもと親の両方を支える場所です。
あなたは、ちゃんと子育てしています。
もっと自分をほめてあげてください。
今日も頑張るすべての保護者へ、心からエールを送ります。



