もみの木
保育士になりたいけど、不器用だし大丈夫かな・・
保育士になったけど、製作や壁面に苦労するし自信がない・・
と思っている人はいませんか?
結論から言うと・・
なんとかなります!
私は短大卒業をしてから、10年ほど保育士をしましたが、かなりの不器用です。
昔から作り物や、絵を描いたりすることが苦手!
というか手先を使うこと全般が嫌いなので、その類には近づきませんでした・・。
短大保育科を卒業するのも大変でした。
こんな私だけど・・
保育士になってみて壁面製作や、子供の作品作り、行事の作り物など・・
最初は、それはそれは苦労しましたが、一通りこなしてきました。
不器用な私が保育士生活をどうやって乗り越えてきたか・・
お話していきますね。
もくじ
保育士1年目の苦労
マーク
保育士になってすぐ、まずは入園準備の作り物がありました。
私は一歳児クラスの担任だったのですが、子ども一人ひとりのマークの絵を描くことになりました。
1年間オムツ入れに使うものです。
私は絵が苦手・・
必死にイラストを見ながら時間をかけて描いて保育園に持っていきました。
先輩「なんかリアルだね・・」
先輩引いている・・。
確かに変にリアルで全然かわいくない・・
先輩が作ったマークは、ゆるいイラストでかわいいんです。
それに比べて私のマークは・・😫
壁面製作
今は、壁面制作は簡素化になってきている保育園が増えていますよね。
当時私が働いていた保育園は、クラスごとに季節に一度壁面作り(壁と窓)がありました。
複数担任だったので、季節ごとに一人ずつ担当制にしてまわしていました。
壁面は、ピコロ(保育雑誌)に大変お世話になりました。
でも・・
なんか自分が作ると違う💦
ピコロの見本に載っている壁面が作りたくて、型紙を使って作るのですが・・
なんか違う!
手作りおもちゃ
働いていた保育園は、毎年テーマを決めて1年間の保育をすすめていました。
その年のテーマは・・
手作りおもちゃを使った環境づくりでした。
年齢に合ったねらいのあるおもちゃ作り。
どんなものを作ろうか・・から始まり、けっこうな時間がかかります。
少しずつ家ですすめていたのですが・・
パワハラ先輩保育士から「おもちゃまだ?」と嫌味を言われて焦りました。
実家の母にもだいぶ手伝ってもらいました。
このテーマのために持ち込み仕事が多かったのですが、1年目の私はなんの疑問ももたずに必死でした。
行事の制作
お誕生日会、運動会、卒園式などなど行事の制作もたくさんあり、慣れていないので大変でした・・
やはり、製作物は持ち込み(家)が多かったです・・。
パワハラ先輩保育士と一緒の保育でくたくたになって家に帰ったら、書類(月案など)もあり、製作もあるので休みの日も家で仕事していました。
振り返るとあの時の自分本当によく頑張ったなと思います。
2年目からの進歩
1年目は苦労しましたが、だんだんと制作にも慣れてきました。
要領もわかってくるし、そもそも自分の力量もわかり手のこんだものには手をだしません。
見本となんか違うものができても、まあこんなもんでしょ~と落ち込みもしません。
アンパンマンシリーズもフリーハンドでささっと作れるようになったし、子どものマークもだいたいは何も見ずにそれなりのものが描けるようになりました。
両面テープのはがし方もめっちゃ早くなったし、画用紙の重ね切りも慣れたものです。
一年目の時は、製作に身構えていたのですが・・
もう気がつけば、ふつうの仕事の一部としてとらえるようになりました。
だんだん、製作が少し楽しくなってきて、子どもの作品を考えるときにはときめいていたし、保育後に広い教室で一人で準備するのが、なんか職人や芸術家みたい(空想の世界)で楽しかったです。
先輩から「これ作って」と指示されて作るよりも、自分で選んだり考えて作る(もちろんピコロなどは参考にします)のが、楽しかったです。
それに、思っていたのと違う!と思われるのもいやだったので・・
指示されて作るのはやっぱりいまだに苦手です。
不器用な保育士の乗り越え方
不器用な保育士が、保育士として無理せずやっていくコツを学んだのでお話していきます。
①人間関係を良好にして、頼める関係を作る
日ごろから保育士仲間で良い関係をつくっておき、不器用アピールをしとくことです。
そうすると、私苦手だからこれお願いできますか?と頼みやすいし、逆に向こうから声をかけていただくこともありました。
その代わり、自分ができることは、積極的にするようにしました。
私はピアノがわりと得意なほうだったので、ピアノを弾いたり、他の先生が苦手なものを変わりにしたこともあります。
得意なことは得意な先生がしたらいいじゃない!と先輩保育士が言っていて、ホッと救われました。
できることはできる人がして、みんながみんな同じことをしなくて良いですよね。
それぞれ得手不得手は違うのだから。
技術以外にも、保護者対応が得意な人、子どもに対して優しく対応できる人・・
それぞれに得意なところがあります。
それに、何もかも完璧な保育士(人間)なんて、一人も見たことないです。
なので、苦手なものは恥ずかしがらずに苦手アピールをしていきましょう!
きっと、誰か助けてくれる人はいるはずです。
案外、なんでもできる隙のない保育士より、何か苦手なものがあった保育士のほうが親近感がわくものです。
子どもの気持ちもそんな保育士のほうが、汲み取りやすかったりするんですよね。
➁子どもを巻き込む
4歳児担任の時、発表会がありました。
劇の壁面は、今まで先生がきれい~に描いて作るのが一般的だったのですが・・
私は、子どもたち全員に参加してもらい一緒に描きました。
海の中の壁面だったので、魚をみんなで描きました。
子どもの絵っていい味が出るし、みんなで作った感が出て良いし、とっても素敵な壁面になりました。
隣のクラスのベテラン保育士から、「いいねー」と誉められてうれしかったです。
③使えるものは再利用する
発表会の衣装や運動会のポンポンなど使えるものは再利用。
時間も材料費も手間も必要以上にかける必要ありません。
追加分だけ作りました。
ベテランの先生を差し置いて再利用の衣装を取られる前にと、早々倉庫に取りに行ったので・・
「はや!」と驚かれましたが・・(呆れられてた?)
今、保護者になってからの立場で見ても、わりとどこの園も使いまわしが多いですね。
それで充分だと思います。
④絵本カバーはかわいくて使える
絵本カバーは保育園や子育て支援センターでははずして使っていました。
でも、そのまま捨てるのはもったいない!
絵もすごくかわいかったりするし、カバーの色合いやテカり具合もかわいい・・。
電車の写真もあったり、男の子は喜びます。
そこを切っておもちゃ箱に貼ったり、お知らせの横につけたり・・
いろいろかわいく使えます☆
⑤便利グッズを使う
よく使っていたのが型抜きパンチ。
これは簡単だし、一瞬でかわいくなりますね。
一番使っていたのは星型でした~
他に・・あると便利!かわいくなる!グッズ
- 工作版
- コンパス(丸の形や大きさ重要)
- 大き目の定規
- 色鉛筆
- ポスカ
- マスキングテープ
- テプラ
- イラストCD
字も下手だし、テプラはありがたい!育児中の今もよく使っています。
⑥頼まれた製作は丁寧に!自分で考える場合は手間のかからないものを。
先輩などから「これ作って~」と言われたものや、もう完成形がみんなで決めたものを作るときは、時間がかかっても丁寧に作るようにします。
ミスをして違うものが出来上がってもだめだし、手を抜くと雑な仕上がりになるからです。
自分の雑な性格をわかっているので、丁寧に・・を心掛けます。
自分に決定権がある製作は、子どもの姿と照らし合わせながらですが、無理のない範囲で簡単なものを選びます。
ハードルあげてあとで苦労するのは目にみえるので・・
背伸びしないのが一番です。
作り物に労力を使い過ぎて保育に支障が出たら本末転倒です。
まとめ
- 不器用でも慣れてくると、それなりにできるようになるから大丈夫
- 苦手なことは恥ずかしくないのでアピールしていく
- 便利グッズを使う
- 背伸びはせずに、決定権がある場合は簡単なものを考える
- 製作に時間を使いすぎて保育に支障のないように