公立保育園のメリットデメリット。元保育士が息子を入園させて感じたこと。

保育園児

もみの木

元保育士もみの木です

保育園選びの時に、公立と私立があるけど、どう違うの?

私立のほうが、体操教室や英語があったり、充実してる?

いろいろ考えますよね。

近いところがいいけど、園の方針が気になるところですね・・

我が家の場合、上の娘は私立幼稚園を卒園しました。

下の息子は今、公立の保育園へ通っています。

私立幼稚園と公立保育園は全然違いますね。

そもそも幼稚園と保育園は違います。

(娘の入園時は専業主婦だったので幼稚園)

すっごいギャップでした。

そして、私が保育士として働いていた園は公立保育園ではなく私立保育園です。

保育士目線から見ても・・

公立保育園すごー!!と驚いたことがいくつかありました。

地域差はありますが・・

公立保育園のメリット、デメリットについてお話していきますね。

  • これから保育園選びをする方
  • 転園を考えている方
  • 公立保育園に興味がある方

よかったら読んでいってくださいね。

仲良しこよしのイラスト

公立保育園のメリット

息子は、年少組から今の保育園に入園しました。

公立保育園のメリットを一つずつお話していきます。

※地域差はあります。

出費が最小限

まず、制服がありません!

スモックぐらいはある?

いいえ!スモックもありません!

体操服もありません!

名札とカラー帽子ぐらいですね。

入園の時に用意したもの

  • 名札
  • カラー帽子(毎年買い替え不要)
  • お道具箱
  • お道具箱の中身(はさみ、のり、クレヨン)
  • 自由画帳
  • コップとコップ袋
  • 手拭きタオル
  • お昼寝布団
  • 上靴と上靴袋
もみの木
もみの木

歯磨きは年中さんからでした

そして、息子の保育園では、進級時に必要なお道具類をPTA会費から出していただけるんです!

記念の修了写真(写真や撮影)まで、PTAからのプレゼントです☆

これ、PTA会費の嬉しい活用方法です❤❤

なので、のりや粘土の詰め替え、カラーペンなど新たに買う必要がなくありがたかったですね。

進級時のお道具などの購入って地味に出費になるので・・

保育士の年齢が幅広い

20代前半ぐらいの若い保育士さん、30代、40代、50代、60代・・

本当にいろいろな年齢の保育士さんがいるので安心できます。

若い先生はかわいくて癒されるし子供も大好き!

ベテランの先生は頼りになるし、子育て相談もしやすいです。

60代の保育士さんは孫のようにかわいがってくれます。

アヒル

保育士の数が多くて手厚い

とにかく保育士の数が多くて手厚いです。

障がいを持っている子や配慮が必要な子に加配保育士さんも加わります。

加配保育士さんは、担当の子だけではなくクラスの他の子もよくみてくださるので、手厚いなあと思います。

保育士の数が多いということは・・

  • たくさん声をかけられるので、子供の成長や安心感にもつながります。
  • 保育士の休憩時間がとりやすく、余裕のある保育につながります。
  • 保護者も相談がしやすいです。
もみの木
もみの木

保育士と子どもにも相性があるので、合う合わないがあります。

そういう点から見ても、複数の保育士がいたほうが安心しますね。

行事が年齢に合っていて素朴

運動会や発表会など特に派手で難しいことはしません。

飾りつけも最低限でシンプル☆

先生が休憩時間なしで飾りなどの準備に追われるぐらいなら、シンプルな毎年使いまわしの飾りで充分ですよ。

私自身公立保育園の行事に初めて参加しました。

すっごく満足でした!

発表会(劇あそび)の練習から、息子は楽しんでしていました。

本番の舞台では、ニコニコして劇遊びを発表している姿に本当に感動しました。

(くじで一番前の席だったのでラッキー)

クラスの子一人ひとりが、いきいきした表情をしていたのが印象的でした。

行事に参加する度、保育士さんを見て

保育士に戻りたいな」と羨ましく思う自分がいました。

遊びが充実

教室の環境設定と外遊び

教室のコーナー遊びは、お店屋さんコーナー、ままごとコーナーなど充実しています。

お店屋さんは、季節に合ったものや、子供の興味のあるものや要望を取り入れながら・・保育士さんが手作りされていました。

一年間でいろいろな変化を加えながら子供が飽きないように工夫されていました。

アイスやさん、うどんやさん、たこ焼きやさんなど。

おもちゃも、子供の好きなカプラ、レゴやアイクリップ、ラキュー、レゴ、パズル、カードゲームもありました。

おもちゃのチョイスが、頭を使って楽しめるものばかりでセンスいいなあって思います。

息子は、アイクリップにハマっている

私立幼稚園を卒園した娘が、息子の保育園の教室を見て「いいなあ、私も保育園がよかったな」と羨ましがっていました。

外遊びの時間も多くとってもらっています。

集団遊びもたくさん取り入れてもらっています。

お迎えの時に保育士さんが相手してくださっているのをみて、ありがたいなと思います。

保育士さんも夕方にはお疲れでしょう・・。

遊びは学び

公立保育園はのびのびしているからと言って、ただ野放しに遊ばせているわけではないです。

保育士さんは研修も多く参加して、日々時代の流れにのって勉強をしています。

その日のクラスのねらい、その子に沿ったねらいや関わり方を考えて保育しています。

保育計画もしっかりたてていますよ。

遊びのなかからの学びって本当に大きいです!

リトミック

息子の公立保育園ではさくらんぼリズムを取り入れています。

担任の保育士さんが、ピアノ(金魚、どんぐり、こうまなど)を弾いてくれてそれに合わせて体を動かします。

保育参加がコロナの影響で中止になったので、園では見ることができませんが、家でやって見せてくれます。

季節の童謡も教えてくれるので、家でもよく歌っています。

ピアノ

習い事系(体操、英語など)がない

これをメリットととるかデメリットととるかは人それぞれですが・・

私は、特に必要ないと思っています。

そのぶん、主体的に外遊びを楽しんでほしいなあと思います。

あまり習い事系でぎっちり保育時間がうまると、子供主体の自由時間が減ってしまいます。

体操教室は順番の待ち時間がけっこうあるし、英語も娘の幼稚園でありましたが特に実になっていません。

一般的な保育園や幼稚園で、一斉保育中に行う習い事系は本当にお遊び程度なので、本格的に身につけたい人は外部で継続的に習うことをおすすめします。

※地域によっては公立保育園でも、英語が導入されているところもあります。

公立保育園のデメリット

デメリットはメリットに比べて少ないですが、挙げていきます。

※地域差あります

早朝保育、延長保育が私立に比べて充実してない

私の地域の公立保育園は延長保育がないので6時で保育園が閉まります。

(朝は7時半からの開所です。)

私立保育園によっては、夜7時や8時まで延長保育をしているので、フルタイムで働く人は、それを理由に私立を希望する人が多いです。

職員の転勤がある

公立保育園の正職員は公務員なので転勤があります。

異動は、4月になるまで保護者には知らせることができないので、新年度4月になって元担任の先生がいない!と子供がショックを受ける可能性もあります。

毎年何名かの保育士さんが異動します。

園長先生や主任も変わる年はガラリと雰囲気が変わります。

行事が平日ばかり

運動会以外の行事(発表会、保育参加など)が平日です。

そのため、土日休みの仕事をしている人は平日の休みの調節をしなくてはいけません。

役員に当たりやすい

息子の保育園の役員の種類が多いことに驚きました。

会長、副会長、書記など馴染みのある役以外にも、地域の福祉系、人権の役などがあります。

役が多いため、クラスに4人ぐらい役員がいることになります。

これは、年長までに一回は当たる可能性が高いということですね。

※役員は特に地域差があります

最後に

メリットデメリットは人によっては逆になるかもしれません。

制服があるほうがいいよ~

英語や体操教室があるほうがいいよ~

異動があったほうが変わりばえがあっていいよ~

と思う人もいるかもしれませんね。

子供が楽しく通ってくれることが一番です。

見学に行って、いろいろな保育園を見てみてくださいね。

これからの保育園選びの参考になれば幸いです。

入園準備にいかがですか?

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